( 星降る夜に )


■ 絵の息づかいや風通りを感じると
その場に立っていられなくなる
しゃがみ込みたい

絵画展を覗いてきた
心というか、心の臓がざわざわ疼いて
わたしで在るのをやめたがっているような
まるで赤子がぐずるようだった

痛感するから じぶんの半端さを


■ 吹っ切れた感がある
とは言っても、ただ振り切っただけだから
わたしのすぐ後ろにいるよね
呼吸が聞こえる
生きている